外国人の医師名乗り「金受け取るには口座開設費用が必要」女性が2700万円被害

滋賀県警大津北署

 滋賀県警大津北署は9月15日、大津市内に住む50代の教諭の女性が、出会い系アプリで知り合った「外国人の医師」を名乗る男に約2700万円をだまし取られたと発表した。ロマンス詐欺事件とみて捜査している。

 同署によると、女性は昨年12月中旬、出会い系アプリで外国人の医師を名乗る男と知り合い、「1カ月後のカンファレンスが終わればあなたに会いに行く」「シリアに行かなければならなくなった」「政府に口座を監視されている。代わりに金を受け取ってほしい」などとLINE(ライン)でやりとりした。その後、男のマネジャーを名乗る人物から「金を受け取るには口座の開設費用を支払う必要がある」などと連絡を受け、指定された国内の銀行口座に現金を計8回振り込んだという。

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