「先輩の胸を借りる気持ちで優勝めざす」最年少チームも奮闘 白バイ隊員 運転技術競う

15日、広島県警の白バイ隊員たちが、運転技術を競い合う大会が行われました。バイク競技に挑む最年少チームに注目しました。

警察車両に乗って登場したのは、県警の白バイ隊員たちおよそ70人です。安芸高田市のサーキットで行われた「交通機動隊安全運転競技大会」では、白バイとパトカーを運転し、技術を競います。

参加した10チームのうち、バイク競技に出場する隊員の中では平均年齢が最も若いチーム「交通機動隊 東広島分駐隊」です。全国大会を目指して専門的に訓練を重ねる「特練員」やベテラン隊員たちもいる中で優勝を目指します。

交通機動隊 東広島分駐隊 上向井悠希 巡査長
「寝る前にあすが大会だと思うと寝られなかった」

交通機動隊 東広島分駐隊 佐久間基 巡査長
「先輩の胸を借りる気持ちで優勝を目指してがんばります」

スラロームでは、重さが300キロもある白バイでコースをすばやく走り抜け、タイムや技術を競います。

一本橋走行は、わずか20センチあまりのせまい部分をできるだけ長い時間かけてわたりますが、簡単ではありません。

その後、パトカー走行が終わり、すべての種目が終了しました。結果、東広島分駐隊は入賞はできませんでしたが、今後も白バイ隊員として技術を磨いていきたいと意欲を見せました。

交通機動隊 東広島分駐隊 前田乙樹 巡査
「ちょっとしたブレーキ操作やアクセルワークで何秒も差ができてしまうので、そうした部分を “特練” などから学んでいきたい」

交通機動隊 東広島分駐隊 森安秀嗣 警部補
「(3人は)泊まり明けや休みの日に時間を見つけて自主練をしてくれている。人より練習すればうまくなるのだと思った。来年に向けて、ことしよりも個人ごとにいい成績で努力していけたら」

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