「栃木三鷹」麺に練り込み 大田原市特産トウガラシ 宇都宮・オニックスが発売

オニックスジャパンの「栃木旨辛麺」

 麺類販売のオニックスジャパン(宇都宮市中里町、大西盛明(おおにしもりあき)社長)は15日までに、大田原市特産のトウガラシ「栃木三鷹」を麺に練り込んだ中太麺のしょうゆラーメン「栃木旨辛麺」を発売した。

 栃木三鷹の産地・大田原市では2019年、市の「トウガラシ生産量日本一」が宣言された。同社は発祥の地である同市大豆田に工場がある縁で、以前から栃木三鷹を使った商品を検討していたという。

 今回、大田原商工会議所の協力を得て、栃木三鷹を限定量で入手することができ、商品化にこぎ着けた。

 麺には栃木三鷹を乾燥、焙煎(ばいせん)、粉末化して練り込んでおり、赤みを帯びているのが特徴。味覚センサーのデータで「辛みはあるが、うま味が強い」との結果も出ているという。

 同社は「栃木三鷹の特徴であるフルーティーな香り、ふくよかなうま味、キレのよい辛みが、小麦の味や香りと重なり合い、今までにない辛くておいしい麺になった」としている。

 2人前、希望小売価格は税別438円。

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