最優秀監督賞候補のシャビ監督、記者に「あなたが選んでくれたの?」…受賞は気にせず「主役は選手たち」

写真:バルセロナを率いるシャビ監督 ©Getty Images

バルセロナのシャビ監督が、現地時間9月16日に行われるラ・リーガ第5節のベティス戦を前にした記者会見に臨み、自身が最優秀監督賞候補に入った件や、クラブとの契約延長などについてコメントした。同監督のコメント内容を、スペインメディア『Relevo』が伝えている。

昨季はラ・リーガとスーペルコパ・デ・エスパーニャで優勝を果たしたシャビ監督。この点が評価され、14日に国際サッカー連盟(FIFA)が発表した『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ2023』の最優秀監督賞候補者5名にノミネートされた。

記者会見でノミネートについての感想を問われたシャビ監督は、質問した記者に対して「あなたが選んでくれたの?」と冗談を飛ばしつつ、次のように語った。

「正直、何も理解できていなくて時々笑ってしまうくらいだ。選手時代もそうだったが、監督になった現在も(受賞については)あまり重視していない。優先すべきはチームであり、主役は選手たちなんだからね」

また、シャビ監督とバルセロナの契約は2024年6月30日で満了となる。現在、双方は契約延長に向けて話し合いを進めており、同監督も「契約更新は数日後に発表されるだろう」と近々交渉が決着することを認めた。

「私にとってパフォーマンスは重要なんだ。明確な目標がない限り、長期契約を結ぶ必要はないと考えている。繰り返すが、大切なのことはパフォーマンスと目標の達成。クラブにとって問題になるようなことは決してないだろう」

なお、話題がベティス戦に移ると、シャビ監督はさまざまな質問に回答。9月の代表ウィークで腰を負傷したドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンについては「彼の気持ち次第という部分もあるが、原則的には出場可能だ」とコメントした一方で、23日間で7試合を戦うタイトなスケジュールにおいてローテーションを行うことも明言した。

「必要に応じて相応の変更があるだろう。全員が参加することになるし、そのためのチームもある。カレンダーがそれを要求しているからね」

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