盛岡市のヘラルボニー(松田崇弥社長)が制作したアートポスターで街を彩る「#岩手から異彩を」プロジェクトが広がっている。県内150超の店舗などが掲示し、16日からは交流サイト(SNS)でのキャンペーンも展開。ボーダーレスアートをきっかけに障害のある人たちも共に暮らす社会を目指す。
同社は設立5周年を記念し、佐々木早苗さんや小林覚さん、八重樫道代さんら県内外の契約作家が描いた作品をあしらったオリジナルポスターを作成。掲示を呼びかけたところ、8月末までに150超の団体、個人から応募があり、飲食店や病院などで見る人の目を楽しませている。
同社岩手コミュニティマネージャーの矢野智美さん(31)は「ヘラルボニーの思いを、岩手で改めて発信するためのプロジェクト。ポスターが、人と人とを結ぶきっかけになればうれしい」と期待する。