ミラン指揮官、宿敵インテルとの一戦に意気込み 「過去のダービーには興味がない。土曜の試合が重要」

[写真:Getty Images]

ミランのステファノ・ピオリ監督がインテル戦を前にして自らの想いを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

既存戦力と新戦力がうまく噛み合い、今シーズンはセリエA開幕から3連勝スタートのミラン。16日に行われる第4節では同じく3連勝中の宿敵インテルとのミラノ・ダービーが待ち受けている。

インテル戦の前日会見に臨んだピオリ監督はここまでの好調ぶりを理由に勝利への自信を見せた。

「まだリーグ戦は序盤だが、我々は良いスタートを切ったし、抜け目なくこの調子で続けていきたい。チームがどのように準備してきたか、どのように試合に臨みたいか、どのようなプレーをしたいと思っているかは理解している。だが、実際に試合がどのように展開され、何が行われるのかは見てみよう」

「過去のダービーには興味がない。土曜日の試合が重要であり、最大限のチャンスだ。選手たちには勝てると思ってもらいたい」

また、選手個人にも焦点を当て、デンマーク代表DFシモン・ケアーやフランス代表FWオリヴィエ・ジルーといったベテラン組の重要性について語った。

「ケアーはこのような重要な試合に出場する準備ができている。彼は強いし、素晴らしいパーソナリティを持っている。ズラタン(・イブラヒモビッチ)は唯一無二の存在だが、チームはある特定のやり方で機能するよう成長している。ドレッシングルームには素晴らしい個性を持った選手がいて、ジルーもその1人だ」

今シーズンから背番号「10」を着用し、ここまで1ゴール1アシストを記録しているポルトガル代表FWラファエル・レオンには大きな期待を寄せていることも明かしている。

「ラファは大きく成長した。彼は圧倒的な存在になっているし、チームのために決意を固めている。そしてそれは、インテル戦のピッチでも彼がやらなければならないことだ」

最終ラインはイングランド代表DFフィカヨ・トモリが出場停止、U-21フランス代表DFピエール・カルルも負傷により出場が危ぶまれている状況にあるが、今夏アトレティコ・プラテンセから獲得したアルゼンチン人DFマルコ・ペジェグリーノに関しては、まだまだこれからの選手であることをほのめかしている。

「ペジェグリーノは非常に注意深く、規律正しいディフェンダーだ。サイドバックもできるが、彼は成長する必要がある。そして時が経てば、我々のためにたくさん貢献をしてくれるだろう」

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