引退囁かれるハンダノビッチ、古巣インテルのウルトラス会合に出席 「何度も手を差し伸べてくれて感謝」

[写真:Getty Images]

元スロベニア代表GKサミル・ハンダノビッチ(39)が古巣インテルのウルトラス会合に出席した。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

インテリスタの誇り、ハンダノビッチ。ジョゼ・モウリーニョ監督体制下でトレブルを達成した2年後の2012年夏、クラブが暗黒期に突入していたころにウディネーゼから加入し、辛抱強く戦い続けた結果、36歳にして自身初のスクデットを手にしてクラブ通算455試合に出場するバンディエラとなった。

昨シーズン限りで契約が切れて現在は無所属。一部では現役引退を決意し、シモーネ・インザーギ監督率いるチームでGK陣の指導にあたるとも報じられているなか、インテルのウルトラス「クルヴァ・ノルド」の定期会合に顔を出し、インテリスタへの感謝を口にした。

「長らく自分たちのカラーを守るために戦い続けてきたことに誇りを抱いているよ。良いシーズンもあれば悪いシーズンもあるわけだが、クラブとクルヴァ・ノルドを含む全インテリスタに対する大きな責任と感謝を忘れたことはない」

「あなたたち(クルヴァ・ノルド)はこの先も変わらないでいてほしい。スタジアムにあなたたちがいれば、ピッチの風向きが変わることもあるんだ。何度も手を差し伸べてくれたね。ずっと心の中に持ち続けているよ。決して忘れない」

『カルチョメルカート』によると、ハンダノビッチがインテルに指導者として復帰するという話は具体化されたものではなく、当事者間でそういった案が浮かんでいるに過ぎないとのこと。確かなのはハンダノビッチとインテルの絆がこれからも続いていくということだ。

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