●観客も飛び入り演奏
金沢ジャズストリート2023(同実行委員会主催、北國新聞社など共催)は16日、金沢市中心部で3日間の日程で始まった。初日は8会場でプロやアマチュアのバンドによる「まちかどジャズライブ」が繰り広げられたほか、オープニングセレモニーでは観客も演奏に参加し、愛好者や観光客らがまちなかに響く軽快な音色を満喫した。
いしかわ四高記念公園でオープニングセレモニーが行われ、津軽三味線奏者の永村幸治さんと金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ-21」が共演。ジャズアレンジした「Two Seconds to Midnight」を披露し、和洋折衷のサウンドが「ジャズの祭典」の開幕を告げた。
音楽経験に関わらず、観客が気軽に参加できる「金沢スィング・カーニバル みんなで楽しむ大合奏!」が初めて行われ、JAZZ-21と「Sing Sing Sing」など2曲を合奏した。インディアンフルートを奏でた前川雅俊さん(49)=あわら市=は「会場が盛り上がって楽しかった」と話した。村山卓市長もフルートで飛び入り参加した。
まちかどジャズライブはいしかわ四高記念公園や市役所庁舎前広場、片町きらら広場、近江町いちば館前広場などに設けられた。
金沢ジャズストリートは3日間で約150団体が178公演に出演する。16日午後6時半からはANAクラウンプラザホテル金沢で、ジャズストリート15周年記念企画「ジャズ晩餐(ばんさん)会」が催される。北國新聞赤羽ホールでは17、18日にプロアーティストによるコンサートが開かれる。