マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督がイングランド代表MFカルヴァン・フィリップスについて語った。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。
2022年夏にリーズ・ユナイテッドからシティへと移籍したものの、昨シーズンはプレミアリーグの先発が2試合にとどまったフィリップス。シーズン前半はケガもあったが、カタール・ワールドカップ(W杯)後にはグアルディオラ監督から「太り過ぎだ」と指摘されるなど、コンディション管理の甘さも出場機会を増やせない一因となってしまった。
そんなフィリップスは2日に行われたプレミアリーグ第4節のフルアム戦で今シーズン最初の出番をもらい、続く代表ウィークではイングランド代表の活動に参加。12日のスコットランド代表戦ではフル出場を果たした。
これを見たグアルディオラ監督は、今夏移籍の可能性もありながらチームに残留したフィリップスへの想いを述べた。
「我々は彼やクラブと、レンタル移籍の可能性について話し合った。出場時間が少なかったからだ。だが、彼は『いや、ここに残りたい』と決断した。彼なら大歓迎だ」
「全てを受け入れて残ってくれるナイスガイは誰でも大歓迎だ。移籍市場が終わればここにいる全ての選手がファミリーの一員であり、チームを助けてくれるだろう」
グアルディオラ監督はフィリップスが試合で見せたパフォーマンスを評価した一方、ここから出場機会が増えていく確証がまだないことも明言している。
「彼がプレーした試合は本当に良かった。彼は並外れた男だし、何度も言っているように、私はこういった類の人物と仕事をするのが大好きだ。もちろん、これまでは出場時間が少なかった」
「どうなるかはわからない。だが、彼にとって私にとってもこの好パフォーマンスは重要なことだ。彼は向上できる。なぜなら、彼のこれまでの原動力は全く逆のものだったからだ。彼は我々と一緒にいるし、我々のチームには負傷している選手がいる。彼が準備できていることが重要だ」