現地時間9月16日、プレミアリーグ第5節のマンチェスター・ユナイテッドvsブライトンの一戦が、オールド・トラッフォードで行われた。
ホームのマンチェスター・ユナイテッドはアーロン・ワン＝ビサカがベンチスタートとなり、代わってディオゴ・ダロートが右サイドバックに。左サイドバックにはトッテナムからローンで加わったセルヒオ・レギロンが入り、新天地デビューを果たした。中盤の4枚はダイヤモンド型となり、アンカーにカゼミーロ、左にクリスティアン・エリクセン、右にスコット・マクトミネイ、トップ下にブルーノ・フェルナンデスという形に。前線にはマーカス・ラッシュフォード、そして前節にユナイテッドデビューを果たしたラスムス・ホイルンドが入った。
一方、アウェーのブライトンも前節のニューカッスル戦からいくつかの変更を行った。ペルビス・エストゥピニャンがメンバー外となり、タリック・ランプティが左サイドバックに。中盤の底はパスカル・グロスとマフムート・ダフートが並び、トップ下にはアダム・ララーナが入った。両翼は右にシモン・アディングラ、左に三笘薫が入り、最前線にはダニー・ウェルベック。前節でハットトリックを決めたエヴァン・ファーガソンはベンチスタートとなった。
立ち上がりからホームのマンチェスター・ユナイテッドが積極的に攻撃を仕掛け、ブライトンを押し込む。開始10分を過ぎるまでに何度か決定機を迎えるも、ゴールはならない。
すると20分、防戦が続いていたアウェーチームが先制に成功する。最終ラインからボールをつないだブライトンは、細かなパス交換で右サイドを突破。アディングラの低いクロスに対しララーナがスルーすると、中央でフリーとなっていたウェルベックが左足で押し込んだ。
思わぬ先制を許したマンチェスター・ユナイテッドは33分、カゼミーロが自陣から大きなサイドチェンジを行い左サイドに流れていたラッシュフォードに。外側を駆け上がったレギロンは使わず自らカットインして右足を強振。シュートはDFのブロックに遭い、枠を捉えることはできなかった。
続く40分、ブライトンの攻撃を食い止めたユナイテッドはカウンターに転じ、ラッシュフォードが左サイドでドリブルを仕掛ける。ヤン・ポール・ファン・ヘッケとのマッチアップを制したラッシュフォードが中央へ折り返すと、ホイルンドが左足で流し込んでゴールネットを揺らす。しかし、これにVARが介入。ラッシュフォードのプレーがラインを割っていたと見なされゴールは取り消しとなった。
その後スコアは動かず、前半は0－1のままホイッスルを迎える。
後半も立ち上がりはユナイテッド優勢で進むも、ゴールを奪ったのは再びブライトンだった。53分、中央のグロスが左サイドの三笘に展開すると、三笘は近距離のランプティへ渡す。ランプティが2人のDFの間を通すダブルタッチパスを送ると、走り込んできたグロスがシュートフェイントで1人をかわし、右足で強烈なシュートを突き刺した。
64分には両チームとも2人の選手交代を行う。ユナイテッドはカゼミーロとホイルンドを下げ、ハンニバルとアントニー・マルシャルを投入。ブライトンはララーナとウェルベックを下げ、アンス・ファティとジョアン・ペドロを入れた。バルセロナからローンで加わったファティは、これがブライトンでのデビューとなった。
すると71分、さっそく途中出場の選手が結果を残す。ブライトンが自陣からボールをつなぎ、左サイドでボールを受けたランプティが前線へと駆け上がる。ランプティは余裕を持って中央へボールを送ると、ペドロが右足ダイレクトでコースを狙ったシュートを突き刺し追加点を挙げる。
一方のユナイテッドも途中出場のハンニバルが魅せた。73分、相手陣内中央でボールを受けると、遠目から右足を振り抜いてミドルシュートを突き刺し、1点を返す。
その後は優位に立ったブライトンがボールを回しながら時間を消化し、試合が終了。敵地オールド・トラッフォードで3点を奪い、完勝を果たした。
◉試合結果
マンチェスター・ユナイテッド 1－3ブライトン
0－1 20分 ダニー・ウェルベック（ブライトン）
0－2 53分 パスカル・グロス（ブライトン）
0－3 71分 ジョアン・ペドロ（ブライトン）
1－3 73分 ハンニバル（マンチェスター・ユナイテッド）
