テュラム躍動にムヒタリアンがドッピエッタ、インテルがダービー5発完勝で開幕4連勝【セリエA】

[写真:Getty Images]

セリエA第4節、インテルvsミランのミラノ・ダービーが16日に行われ、5-1でインテルが完勝した。

インテルは代表ウィーク前の前節、難敵フィオレンティーナを4発一蹴。開幕3連勝とした中、3戦連発のラウタロが、移籍後初弾を決めたテュラムと引き続き2トップを形成した。

一方のミランは前節、ローマ相手に10人となりながらも2-1で逃げ切り勝利。こちらも3連勝スタートとした中、代表戦で負傷した3戦連発のジルーが無事先発。レオン、プリシッチと共に3トップを形成した。

試合は開始5分に動く。テュラムがチャウとの競り合いに勝ったプレーの流れから、ディマルコのシュートをゴール前のムヒタリアンがコースを変えてネットを揺らし、インテルが先制した。

さらに11分、ディマルコの左クロスからムヒタリアンが際どいヘディングシュートを放ったインテルが良い入りとした中、テュラムがロングボールを収めて起点を作っていく。

追う展開となったミランが徐々にポゼッションを高めていくと、31分にテオ・エルナンデスが個人技でゴールに迫る。ドリブルで強引にボックス内に侵入してシュートに持ち込んだが、わずかに枠を捉えきれなかった。

その後もミランが押し込む流れが続いたものの、38分にインテルに追加点。ロングカウンターに転じた流れからダンフリースのパスを受けたテュラムがボックス左から見事なカットインシュートを決めきった。

インテルが2点をリードして迎えた後半、カウンターを虎視眈々と狙って主導権を渡さない。

それでも57分、レオンの個人技でミランが1点差に詰め寄る。ジルーのスルーパスでダルミアンの背後を取り、ボックス左に侵入してGKとの一対一を制した。

1点差とされたインテルはテュラムら3選手に代えてアルナウトビッチらを投入。

すると直後の66分、代わって入ったカルロス・アウグストがGK強襲のシュートで牽制すると、69分に3点目。ラウタロのパスを受けたムヒタリアンがボックス右に切れ込んでシュートを決めきった。

そして77分にラウタロがPKを獲得したインテルはチャルハノールが決めて4点目を挙げると、追加タイムにはムヒタリアンのアシストからフラッテージが決めて5-1で圧勝。ダービーを制したインテルが開幕4連勝を飾っている。

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