ニューカッスルが連敗ストップでCLミラン戦に弾み! ウィルソンPK弾を守り切ってブレントフォード撃破【プレミアリーグ】

[写真:Getty Images]

プレミアリーグ第5節、ニューカッスルvsブレントフォードが16日セント・ジェームズ・パークで行われ、ホームのニューカッスルが1-0で勝利した。

開幕前は優勝候補の一角に挙げられるも、開幕戦勝利以降はまさかの3連敗と苦境に陥るニューカッスル。週明けにミランとのチャンピオンズリーグ(CL)初戦を控える中、難敵ブレントフォード相手に連敗ストップを狙った。

エディ・ハウ監督は1-3で完敗した前節のブライトン戦から先発5人を変更。負傷明けのボトマンが復帰した一方、トナーリやジョエリントン、アルミロンが先発を外れてバーンズやアンダーソン、ウィルソンが起用された。

インテンシティの高さを特長とするチーム同士の対戦だが、試合の入りはブレントフォードが上回る。開始4分にはボックス右に抜け出したヒッキーに決定機が訪れるが、ここはGKポープの好守に阻まれた。

以降はフィニッシュまで持ち込めないものの、ブレントフォードが中盤での攻防を優位に進めてゲームをコントロールしていく。

一方、3連敗中の自信のなさやインターナショナルマッチウィーク明けのコンディションの問題もあって、なかなか良い形で攻撃に出られないニューカッスル。それでも、28分には右CKの二次攻撃からゴール左に抜け出したギマランイスに決定機。だが、フリーで放ったダイビングヘッドはGKフレッケンの好守に阻まれる。

最初の決定機を逸したが、これをきっかけにリズムを掴んだホームチーム。ウィルソンやゴードンが前向きな形で仕掛ける場面を増やすと、中盤の選手に加え、右サイドのトリッピアーも高い位置を取って攻撃に絡み始める。

ただ、前半終盤にかけてはブレントフォードも2トップを起点にカウンターから引っくり返すシーンを作り出し、ほぼイーブンの状況のままハーフタイムを迎えた。

後半は立ち上がりからギアを上げてゴールを目指していくニューカッスル。右サイドを起点に厚みのある攻撃を仕掛けていくと、57分にはセットプレーの流れからゴール前で混戦を生み、最後はウィルソンが押し込んでゴールネットを揺らす。だが、これはGKフレッケンへのウィルソンの手を使ったファウルと判断されてゴールは認められず。

それでも、攻め続けるホームチームは直後に相手守備陣の連携ミスを突くと、GKフレッケンと交錯したゴードンがPKを獲得。これをキッカーのウィルソンが冷静に右隅へ蹴り込んで64分の先制点とした。

耐え切れずにビハインドを背負ったブレントフォードは70分過ぎに3枚替えを敢行。後ろと中盤の守備的な選手を削ってシャーデ、モペイらアタッカーをピッチに送り出す。

後半はピンチこそないものの、2点目を奪って試合を決めたいマグパイズは、ゴードンのクロスに競ったウィルソンがエンベウモのハンドを誘ってこの試合2本目のPKを獲得。だが、オンフィールド・レビューの結果、ノーファウルの判定に。

この大きな判定によって試合は緊張感が保たれたまま最終盤に突入。9分が加えられたアディショナルタイムではブレントフォードがセットプレーやパワープレーで同点を目指したものの、最後まで集中した守備で凌ぎ切ったニューカッスルが1-0でクローズ。

苦しみながらもリーグ連敗を「3」でストップしたニューカッスルが、CL初戦のミラン戦へ弾みを付けた。

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