●高岡、滑川、中部、富山一がコールド
第76回秋季県高校野球大会第3日(16日・富山市の県営富山野球場ほか)2回戦の残り8試合が行われ、新湊が延長十回タイブレークの末、新川に7―6でサヨナラ勝ちした。高岡、滑川、富山中部、富山一はいずれもコールド勝ちを収め、高岡商、氷見、高岡龍谷も3回戦進出を決めてベスト16が出そろった。17日は3回戦8試合が行われる。
●高岡商が今年初勝利 左腕・三上「優勝する」
高岡商が秋に好発進した。春、夏と初戦敗退した悔しさを糧に新チームは奮起。背番号1の左腕・三上亮汰(2年)は「何としても優勝する」と安定感のある投球を見せ、3安打1失点、9奪三振で完投、大黒柱の仕事をした。
春夏合わせて27度、県内最多の甲子園出場を重ねてきた高岡商。今年は1勝が遠く「ゼロからチームを作り直す」(吉田真監督)と投手陣を中心とした守備を鍛えてきた。
県大会初登板の三上は「ワクワクが大きかった。打てるものなら打ってみろと強気で攻めた」。二回にソロ本塁打を浴びたが崩れず、その後を無失点に抑えた。
前チームでエースナンバーを背負った近藤泰星さん(3年)から「楽しんで頑張れ」とメッセージをもらい、三上は「先輩たちの分も甲子園に行って日本一になる」と意気込んだ。
「100点満点。きょうの勝ちはいい弾みになる」と吉田監督。伝統校が息を吹き返す。
●17日の試合
◇3回戦▽県営富山
10.00 富山商―高岡商
12.30 国際大付―氷 見
▽高岡西部
9.00 高岡一―新 湊
11.30 魚 津―高 岡
14.00 石 動―富山一
▽魚津桃山
9.00 富山北部―滑 川
11.30 高 朋―富山中部
14.00 富山東―高岡龍谷