輪島市の能越自動車道輪島道路で16日、のと三井-のと里山空港インターチェンジ(IC)間(4.7キロ)の供用が始まった。同市三井町洲衛ののと里山空港ICで行われた式典では、関係者約160人が着工から10年を経た完成を祝い、早期の全線開通へ結束を誓った。
輪島道路は、のと里山空港-輪島(仮称)IC間の延長11.5キロで、1期区間となる、のと里山空港-のと三井IC間は2013年に着工した。
残りの2期区間ののと三井-輪島IC間は17年から整備が進められている。金沢や富山方面から輪島市街地へのアクセスが向上し、奥能登の観光振興や防災機能の強化が期待される。
式典では、遠藤仁彦国土交通省北陸地方整備局長の式辞の後、馳浩知事があいさつし、西田昭二、近藤和也両衆院議員、佐藤信秋参院議員、焼田宏明県議会議長が祝辞を贈った。坂口茂輪島市長が謝辞を述べ、全線開通に向け、地域を挙げて取り組む意欲を示した。
奥能登や能越道沿線自治体の首長、県議、市町議、関係機関の代表らが出席。御陣乗太鼓が披露され、テープカット、くす玉割りの後、車でパレードした。