佐賀市内の0~1歳児の親が育児のこつや知識を学ぶ「新米パパ・ママ講座」が9日、佐賀市青少年センターで開かれた。8組の親子が参加し、夫婦で離乳食や身近な物を活用したおもちゃの作り方を学んだ。
普段料理をしない父親でも親子の食事が同時に作れるようにと、管理栄養士の前田佳世さんが、離乳食用のトウガンのスープの出汁だしに使った鶏の手羽元でバターチキンカレーを作る方法を教えた。包丁さばきや鍋の焦げ付きに手こずりながらも料理を完成させた川口大貴さんは「初めてのトウガンの調理に苦戦した。家でも実践したい」と笑顔を見せた。
妻の菜奈子さんは、ペットボトルや牛乳パックでガラガラやこまなどのおもちゃを作り、「わざわざ買わなくても、家にあるもので作れるので助かる」と満足そうだった。
講座は佐賀市教育委員会が8月中旬から4回にわたって開催。「家族力UP」を目的に、大学教授やヨガインストラクターらを講師に招いた。(上田遊知)