映画監督の竹内亮が「蘭花賞」受賞

中国と外国の文化交流を推進するために際立った貢献をした人物の功績を称える賞「蘭花賞」の第1回授賞式が9月8日、北京で行われ、日本人初、日本人で唯一、竹内亮氏が受賞した。映像制作と中国関連マーケティングをおこなう株式会社ワノユメ所属のドキュメンタリー映画監督、 竹内氏は蘭花賞-友好使者賞を受賞。蘭花賞は、全人類の共通価値を広め、文明交流と相互学習の促進に際立った貢献をした国際友人を、中国政府が表彰し、その功績を称えるもの。第1回の表彰式は8日午前、北京市内で行われ、日本の竹内氏のほか、米国のジョセフ・ポリシ氏、エジプトのイサーム・シャラフ氏、メキシコのフロラ・ボトン氏など10人が受賞した。竹内氏は『再会長江』『私がここに住む理由』『お久しぶりです、武漢』など、中国を題材にした作品を数多く製作発表し、そのリアルな描写が中国全土で評価されていると共に、日本の視聴者からも多くの注目を得ている。 メディアは「新型コロナの感染が拡大していた時期に中国市民のリアルな生活を伝えたことが受賞の理由」「2020年、竹内監督が撮影した武漢の新型コロナウイルス感染症との闘いを描いたドキュメンタリーは、再生回数が4000万回を超え、見る者を感動させた」と報じている。

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