4年ぶりに那須で「九尾まつり」 伝説モチーフのよさこい披露 U字工事も登場

九尾の狐伝説をテーマにしたよさこいを披露する団体

 九尾の狐(きつね)伝説にちなんだ「九尾まつり」(同実行委員会主催)が17日、栃木県那須町文化センター駐車場特設会場で4年ぶりに開かれ、家族連れなど約1万2千人でにぎわった。

 新型コロナウイルスの影響による中止を経て、今年で18回目。県北地域を拠点に活動する三つのよさこい愛好家団体が、九尾の狐伝説をモチーフにしたよさこいを汗ばみながら披露。来場者は迫力ある演舞に歓声や拍手を送った。

 お笑い芸人「U字工事」のステージには多くの人が集まり、町に関係したネタを披露すると、会場は笑いに包まれた。

 会場には74団体が出店し、自転車をこいでかき氷の氷を削る体験や町の特産品の販売などが行われた。

 自転車でかき氷を作った那須塩原市埼玉(さきたま)小2年木原統(きはらすばる)君(7)は「自転車が大きく大変だったけど、自分で作ったかき氷はおいしかった」と笑顔で話した。

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