LRTで町の魅力体感 芳賀で24日イベント 開業記念、食や音楽多彩に

にっこりマルシェのチラシ

 【芳賀】次世代型路面電車(LRT)の宇都宮芳賀ライトレール線の開業を記念した二つのイベントが24日、下高根沢のかしの森公園と祖母井(うばがい)の道の駅はがで開かれる。当日は両会場を結ぶバスを運行する。町はLRTを使って観光振興を図る考えで、LRTの利用客に道の駅のある町中心部を訪れてもらい、芳賀の魅力を体感してもらう。(上野貴朗(うえのたかあき))

 かしの森公園のイベントは「LIGHTLINE Enjoy Day in(ライトライン・エンジョイデー・イン)芳賀」(芳賀・宇都宮LRT開業記念事業実行委員会主催)。

 LRTに乗車して訪れる親子が楽しめることがコンセプト。キッチンカーなどの飲食店11店が出店するほか、町や宇都宮市、芳賀町工業団地連絡協議会がブースを出す。ナシの試食やホンダの高級スポーツカー「NSX」の展示もある。

 ステージでは子育て中の家族を応援するエンターテインメントグループ「歌う海賊団ッ!」によるパフォーマンスなどを予定する。

 道の駅では町の特産品であるナシをテーマとした「にっこりマルシェ」が開かれる。道の駅と地方創生プロジェクトチーム「はがめぐ」が企画した。

 キッチンカーなどの飲食店11店とワークショップ12団体が参加する。大半の飲食店がナシを使ったメニューを提供するほか、ワークショップもナシをモチーフにした木工やナシ色バッグ作りなどナシにまつわるものを用意する。会場もナシをイメージした雰囲気に装飾する。

 ナシ色の服装で来場した人を対象としたファッションコンテストも実施する。

 「はがめぐ」の鉢村絵美(はちむらえみ)代表(42)は「芳賀はナシの町。ナシ色のファッションを身に着けて来場してもらいたい」と呼びかける。

 エンジョイデイは午前10時~午後5時、マルシェは午前10時~午後4時。両会場と町役場を結ぶバスを30分間隔で運行する。

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