バイオテクノロジーのBIOHK開催

アジア最大級の国際バイオテクノロジー会議・展示会「香港国際生物科技展(BIOHK)2023」が9月13日、香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開幕した。中国人民政治協商会議全国委員会(全国政協)副主席の梁振英氏(元行政長官)、特区政府創新科技及工業局の孫東・局長、広州市党委常務委員・黄埔区委員会書記の陳傑氏、BIOHK2023の于常海・主席らのほか、日本からアライアンス・フォーラム財団会長の原丈人氏(元内閣府参与、HKSTP特別顧問、香港中文大学医学部栄誉教授)が出席して講演した。

梁振英氏は国務院が8月8日に発表した「河套深港科技創新合作区深セン園区開発計画」について詳細を紹介。深セン河を挟んだ落馬洲河川敷地区と対岸の深セン園区は、香港で最も重要な科学技術開発プラットホームになるだけでなく、深センと中国に止まらず、世界でも最も重要な場所の一つになると指摘した。同計画では梁氏が20年近く使ってきた「香港はスーパーコネクター」という言葉が使用されている。計画では香港が「スーパーコネクター」としての役割を最大限に発揮し、イノベーション科学技術体系を構築し、国際的に最先端の科学研究・実験群を創出することが明記されている。梁氏はまた、業界と一般の人々に対し、この計画によってもたらされる機会を理解してもらうよう奨励。「ボールは香港側にあり、われわれは中央政府に全面的に依存すべきではない。中央政府はすでにわれわれにヒントを与えており、われわれは相乗効果を生み出し、チャンスをつかまなければならない」と述べた。

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