ニューカッスル、“20年ぶり”のCLが開幕!「最後のCASTORE」ユニフォームで欧州最高峰へ挑戦

2022-23シーズンのプレミアリーグを4位で終えて、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したニューカッスル・ユナイテッド。

クラブにとって03-04シーズン以来、実に20年ぶりとなる今季のCLが間もなく開幕を迎える。

ここでは、そのCLでの着用を想定している今季のアウェイとサードの各ユニフォームをご紹介したい。

Newcastle United 2023-24 Castore Away

ニューカッスル・ユナイテッド 2023-24 Castore アウェイ ユニフォーム

23-24新アウェイユニフォームはグリーンを基調に、前面に幾何学的なダズル迷彩パターンを採用。ニューカッスルでは珍しいタイプのデザインが登場した。

胸スポンサー「Sela」がサウジアラビアの企業であることから、サウジアラビア国旗を思わせるグリーンはスポンサーへの“忖度カラー”との見方もあるようだ。その真偽はともかくとして、グリーン自体は90年代から使用しているもので特別珍しい色ではない。

デザインのダズル迷彩は別名「幻惑迷彩」とも呼ばれるもので、周囲と同化して身を隠すための通常の迷彩とは異なるもの。こちら側の存在を相手に認識させた上で、距離感を測りにくくするなど混乱させることを目的としている。

イギリス人画家によって考案されたもので、第一次世界大戦時にイギリスの軍艦に使われたのが原点。ピッチ上での有効性は不明だが、20年ぶりのCLを戦うイングランドのチームに相応しいデザインかもしれない。

今季のブライトン戦で着用した際はパンツとソックスがどちらもホワイトだったが、基本スタイルはグリーンのソックスを着用した「緑-白-緑」となる。

Newcastle United 2023-24 Castore Away

ニューカッスル・ユナイテッド 2023-24 Castore サード ユニフォーム

23-24新サードユニフォームは濃淡ネイビーでV字を描き、発色の良いエレクトリックイエローをアクセントカラーに採用。ややビビッドな配色はニューカッスルの“得意技”だ。

サードは現時点でプレシーズンマッチのみ着用。パンツはソックスはどちらもホワイトが基本スタイルとなる。

現サプライヤーCastoreとは21-22シーズンからの契約だが、今季限りでの終了が決定している。というのも、9月1日にクラブは24-25シーズンからのaiddasとのパートナーシップ“復活”を発表したからだ。

シーズンが始まったばかりのタイミングで早くも次シーズンのサプライヤー契約発表は、通常では考えられない。それほどまでにクラブとCastoreの関係が悪化しているのだろう。

Castoreとの契約金はかなり低かったようだが、同社との契約を決めたのは悪名高きマイク・アシュリー・前オーナー。この契約は彼が残した“負の遺産”なのかもしれない。

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20年ぶりに戦うCLは今週開幕。ニューカッスルはグループFに所属し、ミラン、ドルトムント、パリ・サンジェルマンと対戦する。

初戦は19日に行われる敵地でのミラン戦。この試合ではグリーンのアウェイユニフォームを着用する可能性が高い。

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