漂流物で作ったいかだで大海原へ 子どもたちが“脱出島”ならぬ“脱海洋ごみ”に挑戦 いかだ作りで学ぶ海の問題

広島県江田島市の子どもたちが漂流物でいかだを作り、無人島を目指しました。

さとうみ科学館が企画した「サイエンスキャンプ」では、漂流物でいかだを作ることを通じて海洋ごみ問題や浮力について学んでもらうことが狙いです。

江田島市の小学校に通う12人が参加しました。江田島市では、台風など風が強い日に海洋ごみが海岸に漂着することが問題になっています。子どもたちは3週にわたり、海洋ごみ問題や浮力について学習しました。

16日はいよいよ無人島に渡る日です。いかだの浮力には漂流物のひとつで、牡蠣養殖などに使われている発泡スチロール製の「フロート」です。子どもたちはいかだを仕上げていき、いよいよ出港。

ゴールの無人島までは約200メートルです。無事ゴールすることはできたのでしょうか?

手作りオールが折れるなどハプニングも…

無事、3チームとも無人島にゴールすることができました。
参加した児童は「ゴールできて嬉しかったし、みんなで協力できました。すごい、めっちゃ進んだ。」と話しました。

ゴールした後はみんなでバーベキュー。嬉しそうにお肉を食べていました。最後のプログラムはごみ拾い。海岸をきれいにしてサイエンスキャンプは終了です。

さとうみ科学館 平山 良太さん
「海洋ごみ問題っていうのは、身近な所で起きている問題なんだよということで、まずは足下のゴミを拾ってみんなで海をきれいにしていこう。ここで学んだことを学校に帰ってもみんなに伝えてもらって、ゴミを拾えるような大人になって欲しいなと思っています。」

バラエティ番組「アイ・アム・冒険少年」を見て、いかだ作りが面白そうだったから参加したという児童もみられました。

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