予選敗退から2年…福井県の34歳女性が「ベストボディ地方大会」で3位、11月日本大会へ

地方大会で3位に入り、11月の日本大会に出場する川田佳澄さん=福井県福井市内

 健康的な心身の美しさを競うコンテスト「ベストボディ・ジャパン2023」の地方大会で、ヨガインストラクターの川田佳澄さん(34)=福井県福井市=が3位に入り、11月に東京で開かれる日本大会の出場権を得た。川田さんは引き続きポージングなどを練習しつつ「自分らしく日々を過ごし、史上最高の自分を出せるようにしたい」と意気込む。

 コンテストは一般社団法人ベストボディ・ジャパン協会が主催。引き締まり、バランスの取れた肉体美などを審査し、年齢の区分ごとに、予選とファイナル審査で上位5人が決まる。地方大会の上位3人が日本大会に出場できる。

 川田さんが大会に初挑戦したのは2年前。結果は予選敗退で「出場者の内面からの輝きに圧倒された」。もう出場しないと思ったが昨年、夫が仕事でオランダへ渡り、川田さんも来春には渡欧するため「やり残したことがないよう努力し結果を出したい」と今年の再挑戦を決めた。

 5月に出場した岐阜大会で3位に入った。日本大会出場を決めたが、審査員からの講評で、さらなる高みを目指すには自分らしさや強みを表現することが必要と思い知った。

 そこで経験を積もうと再度、地方大会の名古屋大会にエントリー。高校時代の恩師で福井商業高チアリーダー部「JETS」の五十嵐裕子顧問に助言を求めた。JETS前身のバトン部で川田さんは主将を務め、五十嵐顧問とは今も交流が続いている。五十嵐さんから「川田さんらしさは圧倒的な“ボス感”」とアドバイスを受け、気迫あふれる髪形やポーズなどを追求した。

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 名古屋大会は「絶対にグランプリを取る」と強い思いで臨んだ。結果は3位だったが、11月に向けて伸びしろを感じたという。一児の母でもある川田さんは「いつからでもやりたいことに挑み、なりたい自分になれる」ということを身をもって表現したいという。

 渡欧後はキッズヨガの教室を開くなどさらなる挑戦も思い描く。その前に日本大会で「最高の健康美を見せたい」と明るい笑みを浮かべた。

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