プロ野球の阪神タイガースが怒濤の11連勝で18年ぶりのリーグ優勝を決めた9月14日夜、福井県福井市内の居酒屋に詰めかけたファンは歓喜の美酒に酔った。
虎党たちの憩いの場として知られる福井市大手2丁目の居酒屋「味とら」には、午後6時の試合開始前から縦じまのユニフォームや法被を着た常連客が続々と集まった。30席はあっという間に満席となり、開始直前には「アレするぞ、オー」と全員で気合を入れた。
試合の均衡が破れた六回裏はお祭り騒ぎ。阪神が1点を先制した直後、佐藤輝明選手が前夜に続いて本塁打を放つと店内は沸きに沸いた。その後もアウトを積み重ねるごとにボルテージは上がる一方。メガホンを打ち鳴らす音が店内に響きわたった。
⇒女子野球チーム「阪神タイガースWomen」活動支える福井出身の男性
午後8時50分ごろ、阪神が勝利すると、六甲おろしの大合唱。店主の齊藤秋彦さん(56)と客で鏡開きを行い、杯を交わした。虎ファン歴50年以上という男性(60)は「なかなか優勝できずファンをやめようかと思うことがあったが、信じて良かった。岡田監督に感謝したい」と興奮していた。
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