ゆるキャラ17体、相撲対決 青森・つがる市で4年ぶり開催 特別ゲストに「くまモン」も

決勝で熱戦を繰り広げる「うまいちくん」(左)と「つるりん」
特別ゲストの「くまモン」も会場を盛り上げた

 青森県全国ゆるキャラすもう大会が18日、つがる市のイオンモールつがる柏で4年ぶりに開かれた。自治体や企業などのPRのために県内から集まったゆるキャラ17体がトーナメントで熱戦を展開。地元のつがる市商工会の「うまいちくん」が初優勝した。

 地域の有志でつくる大会実行委員会(荒谷政志委員長)が、東日本大震災の復興を願い2013年から開催。20~22年はコロナ禍の影響で開催を見送り、今回が8回目となった。

 見かけによらず、機敏で力強い動きを見せるゆるきゃらたちに、大人も子どもも大喜び。中には、動きが激しすぎて頭部が取れてしまうハプニングもあり、会場は歓声と笑いに包まれた。

 決勝は、うまいちくんと鶴田町の「つるりん」が対戦。うまいちくんが土俵際でするりと左に回って体を入れ替え、華麗な「突き落とし」を決めた。東奥日報社の「福ロウ」は準決勝で敗れた。

 土俵近くで声援を送ったつがる市車力小2年の佐藤楓華さんは「頭が取れたのが面白かった。(つがる市の)『つがーるちゃん』がかわいかったけど、負けて悔しかった」と話した。

 今年は熊本県のPRキャラクター「くまモン」が特別ゲストとして登場し、切れのあるダンスを披露するなどして大会を盛り上げた。

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