【GXビジネス】どこまでする?ビジネスマナー<乗り物編>【大分県】

 人の目を気にするタイプの私は、相手のことを知っているかのように振る舞うときがある。それは、エレベーターに乗っている時にも訪れる。

 社内のエレベーターに乗っていると、途中で別の部署の人が乗ってきた。あまり話したこともない人で、私は頭の中でこう考える「あの人、何階のフロアの人だっけ?」。そんなに大きな会社ではないが、あまり話したことない人や、同じ部署でもフロアが別だったりすると、すべての社員の所属する階数を覚えてはいない。

 人の目を気にする私は、さぞ知っていたかのように、こんなやりとりをする。

私「何階ですか」

Aさん「◎階をお願いします」

私「◎階でよかったんですね」

 別に階数を聞くだけでいいと思うが、“よかったんですね”という言葉を入れ「違う階に行くのではなく、いつも通り(所属するフロア)の階数なんですね」という言葉を込めて返答する。どうせ、相手は気にしていないのに…。

 先日配信した「飲み会編」に引き続き、年間約250回のマナー講座を実施し、短大や専門学校でも講師を務めるマナーハウス大分(大分市)の高清水理奈子代表に「乗り物」(エレベーターと車)についてのビジネスマナーを聞いた。

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