高校生による文化芸術の祭典開幕 宇都宮で県総文祭総合開会式

演奏を披露する佐野東高吹奏楽部=19日午後、県総合文化センター

 高校生による文化芸術の祭典「第45回県高校総合文化祭(総文祭)」(県高校文化連盟主催)の総合開会式が19日、県総合文化センターで行われた。

 式典には生徒や教員ら約1千人が参加。同連盟の高木伸一(たかぎしんいち)会長は「これからも高校生の文化芸術活動を応援していく」と述べた。

 生徒代表あいさつを務めた文星芸大付属高2年伊沢玄峻(いざわはるたか)さん(16)は、今夏、鹿児島県で開催された全国総文祭に参加した経験を振り返り「演奏技術の向上や、新しい曲にチャレンジしてみたいという感情が湧いた」と成果を語った。

 式の終了後には記念演奏・発表として、今夏の全国総文祭に出場した団体、個人が合唱や和太鼓、弁論などを披露。トップバッターを飾った佐野東高吹奏楽部は軽快な音楽に合わせ、踊ったり手拍子を促したりして会場を盛り上げた。

 エントランスロビーでは新聞、文芸、自然科学などの部門に出展された作品や、活動報告のパネルなどが展示された。

 12月まで各部門ごとに大会が開かれ、来夏、岐阜県で開催される全国総文祭の代表が決まる。

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