【動画】バルーナーズ2選手 入院中の子どもたちと交流 シュート指導、相原選手「力もらった」 

葛原大智選手(左)と交流し笑顔を見せる塚原芽衣さん=佐賀市の佐賀大医学部附属病院

 バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)・佐賀バルーナーズの葛原大智選手と相原アレクサンダー学選手が15日、佐賀大医学部附属病院(佐賀市)の小児科病棟を訪れ、小児がんなどで入院している子どもたちを励ました。

 両選手はサイン入りユニホームなどチームのグッズをプレゼントし、シュートレッスンで交流した。ブースター(ファン)としてバルーナーズを応援する塚原芽衣さん(13)は病室を訪れた両選手を笑顔で迎え、ベッドの上でバスケットボールを触り喜びを表現した。母親の絵美里さん(38)は「娘の喜ぶ顔が久しぶりに見られて本当にうれしい。親子で元気をもらいました」と目を潤ませた。

 子どもたちは事前にパスやシュートの練習をするなど、この日を待ちわびていた。渡辺陸翔ちゃん(2)は交流後も「楽しかった」とシュートを繰り返していた。小児科診療講師の西眞範さんは「コロナ禍でできていなかったイベントが4年ぶりに開催でき、長期入院している子どもたちの笑顔が見られてよかった」と目を細めた。

 相原選手は「子どもたちの頑張る姿に力をもらった。チームとしても個人としても初めてのB1で、挑戦する姿を見せていきたい」と話した。

 子どもたちへの奉仕活動に取り組む佐賀キワニスクラブ(大嶋公子会長)が協力した。大嶋会長は「子どもたちが元気に笑顔になることが一番の喜び」と活動に込めた思いを語った。(松尾綺子)

選手2人にこつを教わりシュートに挑戦する子ども
相原アレクサンダー学選手(後列左から3人目)、葛原大智選手(同4人目)と記念撮影をする子どもたちと家族

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