ケインに将来的なトッテナム復帰の可能性。買い戻し条項の存在が明らかに

写真:ケインが将来的にトッテナム帰還を果たす可能性が浮上 ©Getty Images

トッテナムのダニエル・レヴィ会長が9月19日にファンフォーラムに参加し、今夏バイエルンに移籍したイングランド代表FWハリー・ケインを将来的に買い戻す可能性があることを示唆した。イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』が伝えている。

ケインは今夏、1億ポンド(約182億7670万円)以上とも言われる移籍金でバイエルンに移籍したが、ファンフォーラムでレヴィ会長が買い戻し条項の存在を明らかにしたという。

ケインはトッテナムを離れた時点でクラブの歴代最多得点記録は保持していたが、元イングランド代表FWアラン・シアラー氏が持つプレミアリーグ歴代最多得点記録の「260」には47ゴール足りていない(ケインはプレミアリーグ通算213ゴール)。

ドイツに新天地を求めたことで、現状ではケインがシアラー氏の記録を破ることはできないが、将来トッテナムがこの権利を行使した場合、再びシアラー氏の記録に挑戦できるようになる。

この条項がいつ発効するかは明らかになっていないが、バイエルンとは2027年6月30日までの4年契約を結んでおり、この契約が満了を迎える頃、彼は34歳を間近に控えた年齢となっている。

レヴィ会長はケインをバイエルンへと送り出した際、次のような声明を発した。

「我々は長期間にわたって彼との契約を延長しようと努めてきたが、彼が新たな挑戦を望んでいることは明らかだったため、しぶしぶ移籍に同意した。ハリーが残した功績と記録は彼のすべてを物語っている。このクラブでの19年間を通じて、ピッチ内外で模範的なプロフェッショナルとして若い選手たちにインスピレーションを与えてくれた。ハリーが我々のためにしてくれたこと、すべての思い出と記憶に感謝したい」

この言葉から、レヴィ会長がケインに厚い信頼を寄せていたのは明らかだ。果たして将来、ケインはトッテナムに復帰することになるのだろうか。

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