青森で製造した駅弁で“食中毒”295人に 静岡県内でも販売 県内で85人が体調不良に(静岡県) 

青森県の業者が製造した駅弁を食べた人、に食中毒が疑われる症状が全国で相次いでいます。駅弁は静岡県内でも販売され、体調不良を訴える人が複数確認されていることがわかりました。

問題となっている駅弁を製造していたのは、青森県八戸市の「吉田屋」

この会社で9月15日と16日に製造した駅弁を食べ、食中毒のような症状を訴える人が全国で相次いでいます。

(青森・八戸市保健所)

「市内の弁当製造施設で製造された一部の食品を食べた人が、嘔吐下痢などの体調不良になったことが判明している」

八戸市保健所によりますと、20日午前9時までに1都23県で295人が体調不良を訴えていることが確認されたということです。

静岡県内の保健所には、この会社の駅弁を食べ、食中毒のような症状を訴える人からの連絡が相次いでいて、これまでに静岡県内で85人が体調不良を訴えていることが分かりました。

「吉田屋」で製造された駅弁は、県内でも販売されていて、9月16日にドラッグストアの「杏林堂」やス―パーの「フードマーケットマム」で販売されていたということです。このうち「フードマッケートマム」では「極み うに かに いくら弁当」を約500個、「北海道新幹線H5系はやぶさ弁当」を約200個仕入れ、販売したということです。

県は「吉田屋」の弁当を食べて体調に異変を感じた人は、最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけています。

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