国慶節の本土観光客は100万人に

香港旅遊業議会は国慶節(建国記念日)のゴールデンウイーク中(9月29日~10月6日)に中国本土から来港する観光客が100万人に達し、新型コロナ流行前の70%に達すると予測している。9月18日の香港メディアによると、香港旅遊業議会の徐王美倫・主席は、本土からの来港者数数が新型コロナ流行前の水準に達しない理由として、出入境が再開されてからまだ1年もたっていないことや、本土の観光客が国内旅行に慣れたためと指摘した。徐王主席は、特区政府が地元住民のナイトライフを活性化する政策を導入すれば、観光客もその雰囲気を感じて消費するだろうとみる。また香港旅遊業議会司庫の羅啓邦氏は、国慶節連休の本土からのツアー客数は3万人との見込みを示した。今年8月の本土からのツアー客数は14万人で、新型コロナ流行前の50%だったが、輸送能力や人員、観光バスが回復していないことによるとみる。羅氏は、香港の最大の競争相手は日本とタイだが、最近では地理的・安全上の理由から、本土の観光客にとって香港とマカオへの旅行が第一の選択肢となっていると指摘した。

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