福山市民病院で患者30人の個人情報紛失 診療部の職員が図書室利用で 広島

広島・福山市の福山市民病院は20日、歯科口腔外科の患者30人分の個人情報が入ったUSBメモリーを院内の図書室で紛失したと発表しました。

USBには患者のIDや名前・性別・診療内容などが入っていました。診療部に所属する職員が、1日に院内の図書室にあるパソコンを利用した際、USBを差し込んだまま退出し、紛失したということです。

4日に気づいた職員からの報告を受け、病院が図書室を利用した職員約20人に聞き取りを行いましたが、見つかりませんでした。

USBは病院側が貸し出したもので、パスワードが設定されていたほか、図書室も職員専用で入室にはセキュリティーカードがなければ入室できない状態でした。

病院側は20日に福山東署へ相談するとともに、主治医を通じて対象の患者に謝罪したということです。

福山市民病院管理課は「対象の患者には多大な迷惑と心配をかけ申し訳ありませんでした。個人情報の適切な管理を徹底していきます」としています。

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