二番穂に映える赤 富山県小矢部市でヒガンバナ咲き始め

二番穂の緑を彩るヒガンバナ=小矢部市五郎丸

 20日は彼岸の入り。富山県小矢部市五郎丸ではヒガンバナが咲き始め、刈り取り後の稲株から伸びた二番穂の緑を赤い花が彩った。

 同所は、住民が2001年から田んぼのあぜや道路沿い、川の土手に球根を植え「ヒガンバナの里」として知られる。花数は12万本を超えるまでに増えたが、今年は高温で開花が1週間ほど遅れ、見頃は24日ごろからになりそうだ。

 富山地方気象台によると、20日の県内の最高気温は富山31.6度、高岡(伏木)31.0度など全10観測地点のうち6カ所で30度以上の真夏日となった。21日は前線の影響で昼過ぎから雨が降り、22~27日は最高気温が30度以下となって残暑が和らぐ見通し。

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