23年夏の平均気温、過去最高 富山県内、冬は少雪の予報

 富山地方気象台は19日、富山、高岡(伏木)の6~8月の平均気温がそれぞれ1939年、1884年の観測開始以降、最も高かったと発表した。富山は27.0度、高岡は26.4度で、いずれも2018年の記録を1度上回った。同気象台は、太平洋高気圧の張り出しが記録的に強かったことを主な理由に挙げる。

 10~12月の3カ月予報も発表し、平均気温が平年より高くなるとの見通しを示した。降水量は平年並みだが、12月は曇りや雨や雪の日が少ないと予想。12月~翌年2月の寒候期も平年より平均気温が高く、降雪量は少ない見込みとした。

 今年の北陸の梅雨は6月9日から7月21日ごろと確定した。梅雨入りは速報値の6月11日から2日早まった。

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