「誰かが助けてくれるわけではない」4失点敗北にテン・ハグ監督は奮起求める

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドのエリク・テン・ハグ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)での敗北を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

プレミアリーグで2勝3敗スタートと、波に乗れていないユナイテッド。20日に敵地で行われたCLグループA開幕節のバイエルン戦も、前半だけで2失点を許す苦しい展開に。後半にはFWラスムス・ホイルンドの移籍後初ゴールやMFカゼミロの2ゴールがありながらも失点が止まらず、3-4で敗れた。

試合後、悪い流れを止められないテン・ハグ監督は、運を掴むことが重要だと強調。チームとして全力を尽くさなければ、復調は望めないと奮起を望んでいる。

「今は多くのことが我々にとって不利になっている。チームは自分たちの手で幸運を掴まなければならない。自分たちのスタイルを継続できず、一貫性がなければ失点を許してしまうだろう。しかし同時に、この3試合(アーセナル戦、ブライトン&ホーヴ・アルビオン戦、バイエルン戦)は3つの素晴らしいチームとの対戦でもあった」

「我々にとっては毎試合が重要であり、毎試合が大きな意味を持つ。今の状況でも、誰かが助けてくれるわけではない。最初の25分間でゴールを決めるべきだったが、そうでなければ試合にとどまるためにも、ゴールを許さないことが重要だった。そして問題は、アンドレ・オナナの1つのミスだけではない。チームは安定したプレーを見せる必要があり、そうすれば試合に勝てるだろう」

「アーセナル戦、バイエルン戦、ブライトン戦と非常に高いレベルの試合を見たと思う。すべてトップレベルのチームとの対戦であり、我々は真っ向勝負を挑んだが、勝ったのは彼らだった。我々は自分たちで運を掴まなければならない。そしてそれには、絶対的な決意が必要になる。フットボールでは、誰かが何かをしてくれるわけではない」

「こうした状況では犠牲を払い、すべてを捧げてこの流れを止めなければならない。それができて初めて、試合に勝つことができるのだ。今日も我々は試合にとどまるべきだったが、それができず残念だ。バイエルン相手に3ゴールを決めたなら、少なくとも勝ち点1は取らなければならない」

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