EL初戦に臨むリバプール、クロップ監督は“全力”を強調「この試合を最大限に活用したい」

[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ヨーロッパリーグ(EL)への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

昨シーズンのプレミアリーグを5位で終え、今シーズンのEL参加が決まったリバプール。21日に行われるグループE開幕節では、敵地でオーストリアのLASKリンツと対戦する予定になっている。

プレミアリーグでは開幕5試合を4勝1分けと好スタートを切ったリバプールが、ELにどの程度力を入れるかが注目される中、LASK戦に先だった記者会見でクロップ監督は勝利のため全力を尽くすと断言。自身にとってリバプールに就任したシーズン以来となるELで、当時とは違う姿を見せたいと意気込んでいる。

「我々はこの試合を真剣に受け止めており、最大限に活用したいと考えている。今年2月にオープンしたスタジアムも素晴らしい。我々は傲慢になるつもりはなく、ここで競争の末に勝ちたいと思っている」

「LASKは非常に安定したチームであり、明確なアイデアを持っている。彼らはウィングを非常にうまく使い、良いフリーキックを放つチームだ。勝つのは簡単ではない。もし、彼らに気分良くプレーさせれば、その機会を利用されてしまうだろう」

「私がここに来て最初のシーズンのELとはまったく状況が違う。当時は就任してからほぼ毎日のように試合があり、決勝に進むまでは正直に言って荷が重すぎると思っていた。どこへ行くにも長旅で、帰ってくるたび何とかチームになろうとしていた。そこで得た結果は明らかに助けになったがね」

「スイスのシオンでの試合は、人工芝だったかは定かでないが、ピッチが凍っていた。今回は、そうした環境での試合がないことを本当に願っている。我々は今とは違うチームで、準備も不十分だった」

「準々決勝と準決勝では、最終的に素晴らしいプレーができた。でも、今と比較しようとは思わない。時代もチームも違うからだ。決勝に行けるかはわからないが、当時よりも良い準備はできている。何が起こるかわからなかったあの頃より、ここにいることをより楽しめるようになった」

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