青森県内、いきなり10月並み涼しさ 青森市の夏日連続記録79日でストップ

最高気温が20度を下回った青森市。雨の中、長袖で出歩く市民が見られた=21日午後、同市長島

 21日の青森県内は低気圧の接近に伴い、冷たい東風が流入した影響で気温が上がらなかった。各地の最高気温は、野辺地をのぞく22地点で20度に達せず、10月並みの涼しさとなった。

 夏日(最高気温25度以上)の連続日数の最長記録を更新中だった青森市。この日の最高気温は19.6度と一気に下がり、7月4日から続いていた記録は79日で途切れた。これまでの最長記録は1924年の59日だった。

 最高気温が20度を下回ったのは6月16日以来。同市中心街では街路樹のヒメリンゴが赤く色づき始め、雨の中、長袖姿で出歩く市民が多く見られた。

 官庁街にランチに訪れていた主婦(84)は「今年の夏は今までで一番暑かった。きょうは過ごしやすく、朝は寒いくらいだった」と話していた。

 青森地方気象台によると、21日午後6時までの各地の最高気温は、野辺地20.2度、八戸19.8度、弘前18.5度、むつ18.3度、深浦18.0度などだった。

 22日は、はじめ雨や曇りだが、次第に高気圧に覆われるため晴れる所が多くなり、再び気温は上がる見込みだ。主な地点の予想最高気温は、青森26度、弘前、むつ、八戸25度、深浦23度。

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