片山津のホテルで食中毒、9人訴え 黄色ブドウ球菌検出

 石川県は21日、加賀市片山津温泉の「湯快リゾートNEW MARUYAホテル」で黄色ブドウ球菌による食中毒が発生し、県内外の男女9人が嘔吐(おうと)や下痢などの症状を訴えたと発表した。いずれも軽症で入院はせず、すでに回復した。県は施設の飲食部門を同日の営業停止処分とした。

 県によると、9人は17日にホテルを利用した20~50代。県が調査したところ、患者1人の便とホテルで17日に提供された鳥の炭火焼きから菌が検出された。ホテルは18~20日、営業を自粛した。今年度に県内で発生した食中毒は9件127人(前年同期6件9人)となった。

© 株式会社北國新聞社