“平戸海関”などずらり 波佐見・鬼木棚田まつり かかし飾り付け

飾り付けが進む鬼木棚田まつりのかかし=波佐見町

 話題になった人物などユニークなかかしを飾り付ける鬼木棚田まつりが23日、長崎県東彼波佐見町鬼木郷で4年ぶりに開かれる。
 21回目。かかしは地元住民が工夫を凝らして創作するほか、町外からの持ち込みも受け付ける。20日までに約40体の設置を終え、当日までに100体の出品を見込む。10月中旬まで展示する。
 サッカー日本代表の三笘薫選手や、人気テレビドラマの登場人物を連想させる作品が棚田に並ぶ。本県出身の幕内力士、平戸海関の後援会波佐見支部は応援のかかしを制作。束ねたわらで作り上げ、波佐見焼の破片でデコレーションした化粧まわしもつけた。
 まつりを主催する鬼木棚田協議会の渋江耕造会長は「ヒガンバナの見ごろと重なる。秋の棚田を見に来て」と話している。
 まつりは午前10時~午後2時半。地元産品の販売もある。井石郷の波佐見陶磁器工業協同組合前から無料のシャトルバスを運行する。問い合わせは鬼木加工センター

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