離島留学検討委の報告書 22日から公開 長崎県教委

 長崎県の離島留学制度の課題を協議する「これからの離島留学検討委員会」(委員長・本田道明県立大学長補佐)の報告書を、県教委は22日午前10時から高校教育課のホームページ(HP)で公開する。
 検討委は、県の離島留学制度を利用し県立壱岐高に在籍していた男子生徒=当時17歳=が行方不明となり死亡した事案を受け設置。事案の検証結果は、10月31日までの限定で、プライバシーに関わる部分を除き公表する。
 報告書は、今月3日の検討委最終会合で示された案を、委員の意見や指摘を踏まえ一部修正。三つの柱としていた▽生徒や里親に対するサポート体制の強化▽生徒の受け入れ体制の見直し▽生徒に対する地域全体での見守りに加え、教職員の負担を軽減する環境づくりも柱に掲げた。

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