「選挙の開票作業で不正」と訴え 元市議が市を提訴 京都・亀岡

亀岡市役所

 今年の京都府亀岡市議選(1月22日投開票)と京都府議選(4月9日投開票)に立候補し落選した元亀岡市議の井上耕作氏(63)が、両選挙の開票作業で不正があったとして、同市を相手取り350万円の損害賠償を求める訴えを、京都地裁園部支部に起こした。9月19日付。

 訴状によると、開票作業を担当する職員が、井上氏の票を、亀岡市議選では上着のポケットに入れ、府議選では別の候補者のかごに移したと主張。作業の様子は動画撮影し、専門家が鑑定したとしている。

 井上氏は両選挙管理委員会に異議を申し立てたが、いずれも棄却されたという。亀岡市は「訴状が届いていないため、コメントできない」としている。

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