ジェノアに美しき「130周年記念ユニフォーム」登場!エンブレムも“特別仕様”の華やかな歴史的一着

イタリア1部のジェノアとキットサプライヤーのKappaが発表した「クラブ創設130周年記念ユニフォーム」が好評だ。

7日に公開となったこの黄金のユニフォームは今季のセリエAですでにピッチデビューを飾った。

ジェノア130年の歴史の一部には言うまでもなく、アジア人初のセリエAプレーヤーとなった“カズ”こと三浦知良(1994-95)も含まれている。

Genoa 2023-24 Kappa 130th Anniversary

ジェノア 2023-24 Kappa 130周年記念 ユニフォーム

クラブ創設130周年を祝う歴史的なユニフォームは、同じくKappaが担当するヴェネツィアのユニフォームに匹敵する美しさ。

煌びやかなゴールドを基調色に使い、襟と袖口にレッドとブルーを左右に配してホームユニフォームのアシンメトリースタイルを表現している。

胸ボタン付きのラウンドネックという点も今季のヴェネツィアのホームユニフォームと共通。発表されたユニフォームにはスポンサーロゴが付かずシンプルなため、より美しさが際立つ。

左胸のエンブレムは130周年記念の特別仕様で、通常のエンブレムに描かれている幻獣グリフォンを単体でデザイン。その下には“1893-2023 130”を刻む。ちなみにグリフォンには「黄金の番人」という一面があるそう。

シャツにも透かしでグリフォンと“1893”を散りばめる。

この華やかなユニフォームがピッチ上ではどのように輝いたのか。選手の着用姿を、モデルによる美麗なヴィジュアルショットともにご紹介したい。

背面の襟部分にはクラブへの永遠の忠誠を誓う言葉と130周年の文字を刻む。1893年9月7日にクリケットと陸上競技のクラブとして創設されたジェノアは、このユニフォーム発表日に130周年を迎えた。

なお、サッカーチームが誕生するのは創設から4年後の1897年のことである。

今やジェノアといえばサッカー。この130周年記念ユニフォームはクラブの創設日に最も近いホームゲームとなった16日のセリエA第4節ナポリ戦でお披露目に。試合は2-2の引分けに終わり、130周年を勝利で祝うことは出来なかった。

パンツとソックスはどちらもネイビーを基調とし、コンプリートルックはスタイリッシュなカラーに。ネームナンバーはネイビーを基調にレッドの縁取りでチームカラーを表現する。

130周年記念モデルを華やかに演出するビジュアルの撮影場所に使われたのは、1561年に完成したカレガ・カタルディ宮殿というジェノヴァの歴史的な建築物。なんと現役の建物で、現在はジェノヴァ商工会議所の本部なのだとか。

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選手が着用したユニフォームはスポンサー入りだったが、市販向けは一切入っていない模様。ロゴの有無は好みの分かれるところだが、ヴェネツィア的な美しさという点ではロゴ無しのほうが良いかもしれない。

クラブ創設130周年を祝う特別な黄金のユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中。

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