3年半ぶりに上海便が再開 広島空港 一方でハノイ線就航は再び延期に

広島と上海を結ぶ定期路線が3年半ぶりに再開しました。広島空港の国際線の再開は4路線目です。

近藤志保 記者
「新型コロナで運休していた上海線の再開・第1便が今、広島に着陸します」

上海線の定期便は、新型コロナの影響で2020年3月に運休して以来、3年半ぶりの再開です。到着ロビーではスーツケースを持った乗客121人が横断幕で出迎えられました。

広島在住の中国人
「本当にいつ直行便が再開するかなってすごくずっと待っていたんですけど、やっとようやく再開して、すごくうれしいです」

広島在住の中国人留学生
「以前、ほかの場所を経由したらけっこう金もかかるし、時間もかかるから、やっぱり直行便があるなら1番いいと思う」

第1便の到着前には、運航再開を祝うセレモニーも開かれました。

広島国際空港 坂本織也 副社長
「広島のいいところ、中四国、特に瀬戸内・山陰をもっとアピールしていきたいと広島空港でも考えています」

運休前の上海便は毎日運航していて、2019年度には5万7773人の利用がありました。再開した定期路線は月曜・水曜・金曜の週3回の往復となります。

広島空港の国際定期便の再開は、台北便、ソウル便、北京・大連便に次いで4路線目です。

一方、10月の就航を目指していたベトナムの格安航空会社「べトジェットエア」の広島-ハノイ線は、就航が延期されたことがわかりました。ベトジェットエアの日本総代理店は「年内の就航を目指しているが、来年にずれ込む可能性もある」としています。

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