神社で “被爆ピアノ” のコンサート 原爆と戦争の犠牲者を慰霊 広島護国神社

原爆と戦争の犠牲者を慰霊しようと22日、広島市の神社で被爆ピアノのコンサートが開かれました。

(演奏)♪月の光

被爆ピアノを奏でる慰霊と鎮魂のコンサートが開かれたのは、広島護国神社です。

直前まで雨だったため、コンサートは社殿の中で行われ、広島市内の3人のピアニストが演奏しました。

広島護国神社には原爆の犠牲者1万人を含む、約9万2000人の戦没者がまつられているということです。

神社で被爆ピアノを使ったコンサートを開くのは初めてということで、平和の願いが込められた旋律が広がっていきました。

聴きに来た人
「すばらしかった。心に響いた。父も母も被爆していたので聴かせたかった」

原爆で傷ついた被爆ピアノは、被爆2世で調律師の 矢川光則 さんが修理して、全国各地で開催されている平和コンサートで使われています。

平和コンサートはこれまで3000回以上開催されているということです。

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