暫定首位もありえるユベントス、指揮官はトップ4フィニッシュを強調 「来季こそはCLに出場しなければ」

[写真:Getty Images]

ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督がサッスオーロ戦を前に気を引き締めた。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

昨シーズンは財務不正により勝ち点を「10」剥奪され、リーグ戦を7位で終えたユベントス。巻き返しを期して望んだ今シーズンは、開幕から3勝1分けとスタートダッシュに成功し、現在4連勝中のインテルに次ぐ2位につけている。

そんな中で迎えるのが23日のセリエA第5節サッスオーロ戦。前日記者会見に臨んだアッレグリ監督は、前節のラツィオ戦の勝利を再現するために落ち着く必要があると見解を述べた。

「アンテナを高くすることだ。あまりに気分が高揚している。良いことだが、自分たちのエネルギーや注意力も奪ってしまう。我々が迎えるのはリーグ戦の第5節に過ぎない。サッスオーロとの試合はいつも接戦だった。(昇格組の)フロジノーネに敗れてリベンジに燃えるタフなチームを見ることになるだろう」

また、ユベントスにとって12シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)の不参加についても言及。リーグ戦に有利に働くかどうかを問われると、CL出場権獲得を目指すモチベーションが力になると答えた。

「(不参加が有利に働くかどうかは)わからないが、チャンピオンズリーグには技術的にも経済的にも付加価値があるから、来シーズンこそは出場しなければならないのは確かだ。トップ4に入らなければならないが、インテル、ミラン、ナポリが他のチームより格上だから、簡単ではないだろう」

「トップ4に入るという目標を達成すれば、今のやり方が正しいものになるだろう。今シーズンは経験こそ不足しているが、選手全員の熱意と躍動感は増していると思う」

「我々は他の選手たちよりも走らなければならないことを自覚して、ハードワークしなければならない。チームが自信を深め、4位以内を確保できるよう結果を求めていかなければならない」

「だからこそ、この熱を抑えなければならない。そうでなければ、自分たち自身を傷つけることになる。気分が高揚しすぎるとエネルギーが低下する」

首位インテルの試合が1日遅れで行われるため、ユベントスは今回のサッスオーロ戦で勝利すれば暫定首位に浮上する。アッレグリ監督はこの勝利の意味についても語った。

「(暫定首位は)刺激になる。トップ4でフィニッシュしたいと願わなければならない。願望はさらなる刺激を与えるからだ。リーグ戦は1試合で勝敗が決まるものではない。あと34試合あるし、忍耐が必要だ」

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