朝乃山勝ち越し 復帰後8場所連続 元大関対決制す

 大相撲秋場所(両国国技館)13日目の22日、西前頭2枚目の朝乃山(富山市呉羽町出身、富山商高OB、高砂部屋)は東前頭11枚目の御嶽海(出羽海部屋)との元大関対決を制し、勝ち越しを決めた。6場所出場停止処分を受け、昨年7月の名古屋場所で復帰してから8場所連続で給金を直した。

 御嶽海とは2021年5月場所以来、約2年ぶりの対戦となった。ともに学生相撲出身で1学年上の先輩だ。

 先に手をついた朝乃山。立ち合いで頭から当たると、御嶽海の突き、押しをしのいで、左上手をつかむ。右おっつけで起こしながら前に出続け、一気に寄り切った。

 14日目は東前頭3枚目の正代(時津風部屋)との対戦が組まれ、2日連続の元大関対決となる。正代とは過去8勝4敗で、直近は4連勝中と相性は悪くない。同じ時期に大関を張った好敵手との一番に挑む。

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