燃えるヒガンバナ 23日は秋分

緑の木陰で赤色が際立つヒガンバナ=山形市・長谷堂城跡公園

 23日は「秋分」。二十四節気の一つで春分と同じく昼夜の長さがほぼ等しくなる日とされる。また、彼岸の中日に当たる。前日22日の県内は、前線や湿った空気の影響でおおむね曇りで経過した。山形市の長谷堂城跡公園ではヒガンバナの赤い花が咲き始め、秋の訪れを告げていた。

 山形地方気象台によると、22日の県内の最高気温は23~27度で、各地とも平年より1~3度高く、9月上旬から中旬並みとなった。ヒガンバナは秋彼岸のころに開花し、別名は天上界の花を意味する曼珠沙華(まんじゅしゃげ)。同公園は標高約230メートルの小高い山で、頂上手前の木陰の一角に十数輪のヒガンバナが咲き、訪れた人たちが足を止めて見入っていた。

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