ペーパーレスへ、タブレット操作学ぶ 県議会が研修会

ペーパーレス会議システムの操作を学ぶ県議=県議事堂

 県議会は22日、ペーパーレス会議システムの導入に向けた研修会を県議事堂で開き、議員がタブレット端末上の会議システムの操作方法を学んだ。慣れない操作に一部からは「画面が動かない」「頭が痛くなってきた」とぼやきが漏れた。

 全議員に端末が貸与され、端末の使い方のほか、会議システムのファイルのダウンロードやページ送り、ファイルの上にメモを書く手順などを確認した。森田広議長(73)は「完全ペーパーレス化の入り口に立った。新しい時代の議会として、挑戦する気持ちで使っていきたい」と語った。

 県議会は試行を経て、2025年9月からの完全ペーパーレス化を想定している。開会中の今定例会では、事務局からの連絡や所属していない常任委員会の情報提供などに会議システムを併用する。

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