福井県ブランド米「いちほまれ」の新米販売が9月23日、県内の食品スーパーや直売所など約170店で一斉に始まった。うち6店舗には、交流サイト（SNS）を中心に人気が広がっている米袋のキャラクターが登場。記念撮影を求める買い物客が相次ぎ、販売初日のPRに一役買った。
いちほまれは、本格販売6年目。福井県によると、今年の作付面積は前年比200ヘクタール増の約1600ヘクタールで、生産量は同1千トン増の約8千トンとなる見込み。県外を含めると約2400店舗で販売される計画。
福井市渕2丁目のAコープやしろ店では2キロ1112円、5キロ2462円、10キロ4406円で販売。新型コロナウイルス禍で米価が落ち込んでいた昨年に比べると、1キロ当たり30円前後高くなっているが、コロナ前の水準には戻っていないという。
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10キロ買い求めた福井市の男性（36）は「米袋くんに会いに来た。もちろん、甘くて米本来の味が楽しめるいちほまれもお気に入り」と話していた。
21年秋デビューのキャラクターは米袋のデザインそのままのシンプルな見た目で名前もないが、袋の角を耳のように折り曲げる姿が「かわいい」と人気上昇中。ファンは自由に名前を付けて楽しんでいる。
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キャラクターが登場するキャンペーンは24日も県内5店舗で行われる。店舗名や出演時間などの詳細は「いちほまれ」で検索。
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