中山秀征さんが竹田市の城下町散策 歴史や文化紹介、26日に番組放送【大分県】

竹田市の城下町を巡って魅力を紹介するタレントの中山秀征さん=8月、竹田市竹田町
姫だるまについて説明した工藤隆浩さん=竹田市平田

 【竹田】タレントの中山秀征さんが竹田市中心部の城下町などを散策する番組「楽しく1万歩! 小京都日和」が26日午後8時から、BS11で放送される。名所や名物グルメなどを訪ね、地元住民と交流しながら町の歴史や文化、魅力を紹介する。

 昔の風情が残り、「小京都」と呼ばれる全国の町並みを中山さんが1万歩を目指して歩く紀行番組。放送時間は約1時間。

 8月に収録があった竹田編は、石垣が見事な岡城跡を出発。城下町で武家屋敷通りや市歴史文化館・由学館、廉太郎トンネルなどを巡る。旧岡藩の時代から残る菓子などのグルメも堪能。愛染堂まで歩く。

 由学館で岡城や伝統工芸品の姫だるまについて説明した、官民出資の会社・まちづくりたけた専務の工藤隆浩さん(63)は「中山さんは気さくで、竹田の歴史、文化に興味を示してくれた。番組を通じて、城下町の人たちのウエルカムな雰囲気を感じ取ってもらえれば」。

 途中、本紙の指原祐輔竹田支局長(40)が同行。地元住民に愛される食を紹介した。

 中山さんは収録後、「岡城のスケールの大きさなどが印象に残った。音楽家・滝廉太郎を大切にする思いや和菓子の味が今に継承される一方で、新たなチャレンジもしている。新旧がかみ合っていると感じた」と話した。

 番組は今回で最終回。10月3日からは、全国の街道沿いの街にスポットを当てた「中山秀征の楽しく1万歩! 街道びより」に名称を変えて放送するという。

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