クマ食害か、栗食い荒らされる 小国

ツキノワグマ(資料写真)

 23日午前7時25分ごろ、小国町東原の栗林で、栗が食い荒らされていると、町内の60代男性が小国署に届け出た。現場の状況からクマによる食害とみられる。

 同署によると、男性は自宅敷地内の畑で、長さ約20センチ、幅約13センチのクマの足跡を複数見つけた。周辺の栗林を確認したところ、栗の殻数百個とクマのふん、畑で発見したものと同じ大きさのクマの足跡があった。現場は、畑が白百合保育園から北東に約40メートル、栗林は同保育園から北西に約110メートル。

山形・千歳山で目撃

 23日午前8時半ごろ、山形市平清水の千歳山登山コースで、クマ1頭を目撃したと、下山中の50代男性が山形署に届け出た。

 同署によると、クマは体長約1メートル。男性が1人で山頂から千歳山公園に向けて歩いていた際、コースを横切り林に入る姿を目撃したという。現場は千歳稲荷神社から南東に約300メートル。

真室川では車と衝突

 23日午前5時45分ごろ、真室川町大沢の国道344号で、70代男性の乗用車とクマ1頭が衝突した。

 新庄署によると、男性が直進中、左の田んぼから体長約1メートルのクマが飛び出し、バンパー付近にぶつかった。クマは道路を渡って立ち去った。現場は田郎公民館の北約360メートル。

© 株式会社山形新聞社